2021年01月07日 記事ID: 875

1月7日

交通指導隊出隊式

今年の交通指導隊出隊式は、午前10時から役場大会議室で行い、吉田泰隊員による人員報告、私の訓示、門脇町議会議長の来賓祝辞、佐々木敦隊長からの答辞と続きました。その後会場を白瀑神社に移し、交通指導車やパトロールカー、パトカーなどのお祓いも含めて交通安全祈願の神事を行いました。

私は次のような訓示を行いました。

「昨年の全国の交通事故死者数は、昨年11月末現在において2541人と統計を取り始めてから最も少なかった昨年よりも減少し、秋田県においても、交通事故死者数が32人と前年より少なくなっていますが、交通事故死者数に占める高齢者の割合が依然として高止まりしており、また12月に入ってから、3件の交通死亡事故が相次いで発生し、犠牲になられた方が全員高齢者ということで、県では「高齢者交通死亡事故多発注意報」を発令するなど、その対策が強く求められております。
一方、秋田県が発表した「飲酒運転等居住地別実態調査」では、昨年11月現在で、酒気帯び運転が2件と昨年同期よりも3件減少しているものの、昨年2月に交通死亡事故が発生したこともあり、県内25市町村中23位という状況になっています。この結果を厳しく受け止め、より一層、家庭や職場、学校や地域における交通安全活動を幅広く展開し、新たな気持ちで交通安全思想の普及や啓発、交通事故防止に努めていく必要があります。
また、「秋田の道路は歩行者ファースト」という意識を醸成し、子どもと高齢者の交通事故防止を運動の基本に据えながら、「冬道の安全運転の励行」「飲酒運転等の危険運転の防止」「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」を運動の重点とし、関係機関や関係団体とも連携しながら、町を挙げて交通安全運動に取り組み、飲酒運転や酒気帯び運転はもとより交通事故がない安全、安心な八峰町を目指したいと考えております。
とりわけ交通指導隊員の皆様には、その先頭に立って活動されますよう、大いに期待しているところでありますのでよろしくお願い申し上げます。」

写真:交通指導隊出隊式1
写真:交通指導隊出隊式2

(有)峰浜培養 仕事始め式

午前7時45分から会社内で、令和3年仕事始め式を行い、私は次のようなあいさつをしました。

「皆さんには正月休み中にもかかわらず、また数年に一度の寒波による猛吹雪の中でも、交代、交代で勤務をしていただき誠にありがとうございました。こういう職業なのでカレンダーどおりにはまいりませんが今後ともよろしくお願いいたします。
さて、昨年はまさに新型コロナウイルス感染症に翻弄された一年であったと思います。まだ一年もたっていないのに、私たちの日常がまるで違う世界になってしまいました。幸い、峰浜培養でも、八峰町でも、一人の感染者もなく、皆さんや町民の真面目な取り組みのおかげと感謝しておりますが、今後も、マスク着用や三密回避などの感染防止対策を徹底し、一人の感染者も出さないよう、よろしくお願いいたします。
今年度の上期における損益実績については、松森常務を始め皆さんの頑張りによりまして、おおむね順調に推移しているところであり、深く感謝を申し上げる次第であります。ただ、優れた栽培技術を持っていた方が、私の小中学校時代の同級生ですが、急に亡くなられたことや、連続栽培から一棟栽培への変更などもあり、新規就農者の参入等シイタケ農家の裾野が広がっているにもかかわらず、ホダ木販売数量が目標とする年間300万本になかなか近づいていかないという状況であります。さらに、シイタケのもぎ手の高齢化や確保不足、新型コロナウイルス感染症が長引くことによる販売単価の低迷などの心配もあります。
こうした状況の中で、私たち峰浜培養は、町の第三セクターの指定管理者として、菌床シイタケを栽培するシイタケ農家のすそ野を広げ、シイタケ農家とともに繁栄していかなければなりません。皆さんには、培養棟に勤務していても「もぎ手もできる」ような取り組みを求めたりということで、何かとご難儀をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
いずれにいたしましても全ての基本は「健康」であります。お互いに、新型コロナウイルス感染症の基本的な予防対策を徹底するとともに、心と体の健康づくりにも留意しながら、菌床シイタケ10億円産地の実現に向けて、明るく楽しく元気よく頑張りましょう。」

1月4日

仕事始め式

6日間の正月休みが終了し今日が令和3年のスタート。午前8時30分から大会議室で行いました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響から、いつもの町民歌斉唱を省略したほか、管理職だけに集まってもらい、職員へは、あいさつの内容をメールで伝達することとし、私は次のようなあいさつをしました。

「これから町長任期の最終となる令和3年度当初予算編成が始まります。基本的には「結婚、出産から育児までの若者支援」「自分のふるさとに自信と誇りを持った子どもたちの育成」「農林漁業の持続的な発展」「健康寿命の延伸と元気な高齢者や女性が活躍できる環境づくり」「高齢になっても、障がいがあっても、認知症になっても、住み慣れたところで安心して誇りを持って暮らせる地域づくり」を5つの重点とし、引き続き、「若い大人を増やす」「子育て世帯を応援する」「農林漁業の担い手を確保・育成する」という三つの視点を意識しながら、また今年度から始まった「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」や令和3年度から始まる「八峰町第二次総合振興計画後期基本計画」も意識しながらとりまとめたいと考えております。

具体的には、子育て世帯の経済的負担の軽減やコミュニティースクール事業の推進、住宅新築・リフォーム支援や将来的に危険になる空き家やブロック塀などの除却支援、地域コミュニティー活動や避難所などの機能を備えた防災コミュニティーセンターの建設、菌床シイタケ10億円産地の実現や地元産ナラ材を使った菌床ブロックの製造、交通弱者の移動手段確保に向けた新たな地域公共交通システムの構築、親亡き後でも障がい者が安心して生活できる仕組みづくりや権利擁護支援体制の整備、健康教室や介護予防教室の積極的な開催、道の駅「はちもり」のハタハタ館エリアへの移転などを考えているところです。

加えて、新型コロナウイルス感染症に対する臨機応変な感染予防対策や経済支援対策も求められますので、皆さんにとりましては年明け早々から大変忙しい毎日になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

一方、八峰町の歳入の約半分を占める普通交付税が、合併算定替えの段階的縮減が終了し令和3年度から一本算定となることや、令和2年度国勢調査による人口減少により大きく減少していくほか、歳出においても、会計年度任用職員の期末手当の通年換算などによる人件費の増加などが見込まれます。さらに令和3年度からの新しい過疎法がどうなるかということにも大きな懸念を抱いています。事業実施財源としての過疎債の発行を見込めなければ予算が組めないからであります。

私が町長に就任してから、平成31年度当初予算では5億6千万円、令和2年度当初予算では5億9千万円と、2回連続、多額の財政調整基金を取り崩しての予算編成でしたが、財政調整基金頼みの予算編成にも限界があります。

このように、大変厳しい財政状況の中での予算編成になりますので、これまで以上に事務事業の取捨選択を進め、限られた財源の中で、最小の予算で最大の効果をあげられるよう、役職員一人ひとりが創意工夫を重ねながら、またこれまでの経験などを活かしながら、元気な八峰町、将来的にも夢と希望がある八峰町を実現したいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。いずれにいたしましても全ての基本は健康であります。お互いに、新型コロナウイルス感染症の基本的な予防対策を徹底するとともに、心と体の健康づくりにも留意しながら、今年一年、町民の皆様に満足していただけるよう、明るく楽しく元気よく頑張りましょう。」

引き続いて開催した課長会議では、今年もまた「組織としての一番の危機管理は不祥事を起こさないこと」を共有するとともに、引き続き自分の部下のメンタルヘルスに気をつけること、大きな声でのあいさつ、風通しの良い職場づくり、タイムリーな報告・連絡・相談、現場主義などについてお願いいたしました。

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