2024年01月23日
記事ID: 2199
海外ではカドミウムをはじめヒ素等の基準値を厳しく設定している国が多くあります。今後世界基準に合わせて国内基準値も厳しくなることが見込まれることから、より厳しい基準になっても安全な米生産ができるように「あきたこまち」は令和7年度から「あきたこまちR」へと切り替わります。
「あきたこまちR」とは
「あきたこまち(母)」にカドミウム低吸収品種「コシヒカリ環1号(父)」を配合した後、「あきたこまち」を7回戻し交配してできた品種(交配育種)です。
収量、品質、食味等の特性は「あきたこまち」と同等で、カドミウムをほとんど吸収しないという特性を持っています。
「あきたこまちR」に切り替えする理由
①海外の基準に合わせて輸出用米の拡大及び国内基準値が厳しくなっても対応できるようにするためです。
②カドミウムとヒ素の両方を低減するためです。
→カドミウム低吸収の「あきたこまちR」に切り替えることで出穂期の前後各3週間の湛水管理が不要となり、両方を低減することが可能となります。
お問い合わせ先
農林振興課
電話番号:0185-76-4609
FAX:0185-76-2203