2015年12月11日
記事ID: 404
今年度八峰町では、本町面積の約8割(186.41km2)を占める森林資源を「木質バイオマス」という観点から、新たな産業としての方向性を検討しました。また、水田の治水機能や遊休農地保全の観点から菜の花からのナタネ油製造の拡大と家庭・事業系廃食用油を回収してBDF利用できるようなシステムの検討をしました。
木質バイオマスについては、主・間伐ともに基盤整備を進めることによって低コスト化し、エネルギーをはじめ、建築材用途の利用がそれぞれ伸びていくことでカスケード(多段的)利用となり、そうした動きが循環することによって地域活性化につながるものと考えます。
BDF システムについては、本町は昔から農林漁業が根源で密接につながっていることをかんがみ、いずれか一つのバランスが崩れることの無いようそれらの保全はもちろん、さらに、「エネルギー循環」というキーワードのもと、ここに暮らす人たちの手による一体となった行動の必要性を確認しました。