2015年11月16日
記事ID: 981
八峰町の特産品 秋田名物ハタハタ
11月下旬から12月にかけて「季節ハタハタ漁」でにぎあいます
「ハタハタなしでは正月は迎えられない」といわれるほど、ハタハタは八峰町のみならず秋田県民にとってのソウルフィッシュです。特に11月下旬から12月にかけて、産卵のために八峰町八森・岩館海岸に押し寄せるハタハタは「季節ハタハタ」と呼ばれ、沢山の漁船が漁に出て、大量のハタハタが水揚げされ港が活気づきます。淡白であっさりとした身と、粘り気のあるブリコ(卵)が美味しく、塩焼きや煮付けのほか、ハタハタを塩漬けにし、発酵させた魚醤「しょっつる」を使ったしょっつる鍋や、冬場の貴重なタンパク源として古くから伝わる発酵保存食「ハタハタずし」にして食べられます。ハタハタの漁獲量は昭和50年代まで年間1万トンを超えていましたが、年々減少し平成3年には70トンまで落ち込みました。このような状況に危機感を持った漁業者達は平成4年9月から平成7年9月までの3年間を自主禁漁期間と定め、徹底した資源管理に努め、平成20年には2,938トンにまで回復させています。
秋田県を代表する魚「ハタハタ」
船いっぱいのハタハタ